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CAD/CAM冠の施設基準届出状況【2017年12月】

ヤマキンでは「CAD/CAM冠」を実施する歯科診療所の施設数について、定期的に地方厚生(支)局のWEBサイトから届出状況を独自にカウントし、普及状況を確認しています。

本日は、2017年12月現在の都道府県別届出状況がまとまりましたのでお知らせします。

CAD/CAM冠 施設基準届出の割合は65.5%に達しました。

この1年間で、およそ3,500施設、5.2ポイント増加しました。

2017年12月までに届出が受理された歯科医診療所は 45,192施設でした(下表参照)。
2016年12月時点では41,684施設でしたので、この1年間で3,508施設の増加となりました。
すでに歯科診療所全体の65.5%で届出されており、患者さまにとって年々CAD/CAM冠治療を受けられる環境が整ってきていることが伺えます。

ただし、届出割合を都道府県別にみると、九州地方で全て70%を越えている一方、関東、東北地方ではまだ60%代のところが多く見受けられ、CAD/CAM冠治療を受けられる環境に地域差が生じている状態です。
全国で一様に同じ医療サービスを受けられることは社会保険制度のメリットですので、今後、地域差がなくなることが望まれます。

●CAD/CAM冠 施設基準の届出状況表(2017年12月)
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/ym102_cadcam.pdf

各都道府県ならびに地方厚生(支)局別に、2017年12月と2016年12月との比較表を掲載しておりますので、ご確認ください。
この表は、出典元として「地方厚生(支)局サイトからヤマキンが集計」との旨を記載いただければ、引用・転載していただいて結構です。
皆様が所属されている歯科医師会、歯科技工士会、歯科衛生士会などでの、地域状況の共有などにご活用いただければ幸いです。

次回集計では、大臼歯適用の効果を検証いたします。

2017年12月1日からCAD/CAM冠の保険適用範囲に下顎第一大臼歯が追加されました。
適用範囲が広がったことで、全国的に施設基準届出数がさらに増加すると見込まれます。
CAD/CAM冠の治療を受けられる施設が増え、小臼歯とともに大臼歯まで広がったことは、患者の皆様のQOL向上につながるものと考えます。