Q&A

この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

【歯科技工Q&A】ゼオセライト Body系陶材 -特殊陶材編-

【Q1】アクセント陶材にあるOpal1とOpal2は、どのような陶材ですか。

A

オパール効果のある透明陶材です。

象牙質とエナメル質の境に見られる切縁結節の内部透明層をイメージした陶材で、象牙質指状構造の谷間と隣接部に築盛します。
Opal1の方が、透明度が高い設計です。
透明度の比較は、次のとおりです。

透明度の比較

築盛例を掲載していますので、ご参照ください。

ゼオセライトACCENT P.4(99KB)

 

【Q2】アクセント陶材それぞれの使い方が知りたい。

A

使用箇所や使用方法は次のとおりです。

使用例

 

表では臼歯咬合面用と記載していますが、Occlusal陶材を前歯部に使用することもできます。築盛する歯の色調に応じたアクセント陶材をご選択ください。

具体的な色、透明度などの詳細や築盛例を掲載していますので、ご参照ください。

ゼオセライトACCENT (325KB)

 

【Q3】サプリメント陶材とはどのような陶材ですか。

A

補修用陶材です。

セルフグレーズ焼成温度(880℃)よりも低い790~830℃で焼成可能です。補修に使用する陶材量と補修するメタルセラミック修復物の大きさによって焼成温度を調整してください。

色は3色あり、SUP-D:デンティン-A3、SUP-E:エナメル-3、SUP-T:T-Natural に準じています。

注意 後ろう付けを行っているメタルセラミック修復物は、ろう付け部が変形するため使用できません。

【Q4】ステイン陶材について知りたい。

A

内部、外部(表面)どちらにも使用可能なステインです。18色ラインアップし、それぞれペーストタイプとパウダータイプがあります。

内部に使用する場合は減圧下820℃で焼成します
外部に使用する場合は大気880℃で焼成し、この時セルフグレーズ焼成も同時に行えます。

ステイン陶材同士を混合し色調整ができます。パウダータイプはオペーク陶材以外のすべての陶材と混合し色調整ができます。
ステインGlazeは、グレージング用として使用する透明ステインです。

ゼオセライトのセットに含まれるステイン陶材はすべてペーストタイプです。パウダータイプは単品でラインアップしています。

内部ステインの場合、次に築盛する陶材をはじかないように少し艶を抑えた状態で焼成するため、820℃で焼成します。

ゼオセライト ステイン陶材ラインアップ

 

管理医療機器 ゼオセライト 歯科メタルセラミック修復用陶材 認証番号:221AABZX00172000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3