Q&A

この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

【シンボーQ&A】使用方法について①

2026年7月21日(火)更新

 

【Q1】どのように支台歯形成すればよいですか。

A

次の図を参照ください。

歯質削除量は下表のとおりです。隅角部は丸めて形成しマージン部はディープシャンファーまたはラウンドショルダーで、ラフマージンとならないように形成してください。
また、連結部の高さおよび断面積が、必要な設計値を確保できない場合や、芯材が所定の位置に配置できない場合は本材は使用できません。
【Q3】芯材の配置条件を教えてください。をご参照ください。

支台歯形成

 

【Q2】対合歯とのクリアランスの確認方法を教えてください。

A

次の器具を用いて確認できます。

クリアランスの確認に用いる器具

 

特に、装着済みのブリッジから新規ブリッジを再作製する際はガイドグルーブを用いた形成が困難であるため、器具を用いてクリアランスを確認してください。

クリアランスの確認

 

【Q3】芯材の配置条件を教えてください。

A

芯材がブリッジの両連結部に配置され、必要なレジン厚さが確保できるように設計してください。

まず、下図の厚さを確保して修復物を設計してください。

※クラウンとポンティックの連結部の隅Rは0.4 mm以上とすること。(直径が0.8 mm以上のミリングバーで切削加工すること)

修復物の設計

 

上図に従って修復物を設計したあと、以下の条件を満たすよう、芯材データを配置してください。

  • 芯材が修復物の両連結部に配置されていること
  • 芯材の咬合面側のレジン厚さが1.0mm以上であること(①)
  • 連結部の芯材周囲のレジン厚さが0.9mm以上であること(②)

芯材データの配置方法を説明した動画と芯材配置確認用STLデータを用意しています。
次のQAをご参照ください。

【Q】シンボーを用いたブリッジ設計で重要なポイントは何ですか。
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/qa086_shinbow/

① 芯材上(咬合面側)のレジン厚さ

 

② 連結部における芯材周囲のレジン厚さ

 

必要なレジン厚さを確保できない場合は、芯材の位置を調整したり、修復物の外形を大きくしたりして調整してください。
規定の厚さを確保できない場合は使用できません。

【Q4】規定のレジン厚さ(連結部または咬合面)を確保できない場合はどうすればよいですか。

A

使用しないでください。

芯材周囲のレジン厚さを確保できない場合や、咬合面・連結部などで芯材が露出する設計では、クラックや破損が生じるおそれがあります。
必ず芯材の配置条件をご確認のうえ、設計してください。

咬合面および隣接面にクラックが発生した例

 

連結部にクラックが発生した例

 

【シンボーQ&A】ブリッジ設計のポイント①
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/qa086_shinbow/

【Q5】支台歯の咬合面上に芯材が配置できない場合でも使えますか。

A

使用いただけます。

芯材と支台歯の位置関係は問いません。
下図は一例です。いずれのパターンでもご使用いただけます。

芯材と支台歯の関係

 

ただし芯材から咬合面側までのレジン厚さは1.0mm以上を確保してください。
咬合面側のレジン厚さを1.0mm以上確保できる場合は、芯材を支台歯上に配置することも可能です。

連結部における必要なレジン厚さは0.9mm以上です。

【シンボーQ&A】ブリッジ設計のポイント①
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/qa086_shinbow/

支台歯咬合面上の芯材有無によって、破壊試験に有意差は認められていません。

3ユニットブリッジの破壊強さ(支台歯咬合面上の芯材有無の比較)

 

また、⑤6⑦を想定した簡易モデルによる有限要素解析では、支台歯咬合面上の芯材有無による応力分布の差は認められませんでした。

⑤6⑦を想定した簡易モデルによる有限要素解析

 

【Q6】ブリッジの隣接面において、芯材がマージンに配置される場合、どのように処置しますか。

A

芯材がマージンに配置される場合でもご使用いただけます。以下の手順により、芯材が歯冠表面に露出しないよう処置してください。

  1. カーボランダム等で歯冠表面に露出した芯材を0.5 mm程度削合する。

    芯材の削合時は、レジン部分にクラックが発生しないよう注意してください。

  2. シランカップリング材含有の表面処理材で前処理をおこなったあと、歯冠用硬質レジンを築盛・重合する。

    マージン部を削合すると、マージン形態が失われるおそれがあります。
    その場合は作業模型上で歯冠用硬質レジンを築盛し、マージン部を修復してください。
    その際、作業模型には分離材(例:レジン セパレーター)を塗布してください。

  3. 形態修正および研磨をして仕上げる。

マージン部に芯材を配置する場合の処理

 

レジン セパレーター
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/product/resin_others.html

 

製品サイト 「KZR-CAD ファイバーブロック シンボー」
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/product/kzr_cad_fbsb.html

 

KZR-CAD ファイバーブロック シンボー 管理医療機器 歯科切削加工用レジン材料 認証番号:305AKBZX00011000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3