
ブロック専用セメントの特許が、発明協会「四国経済産業局長賞」を受賞しました
このたびヤマキンは、公益社団法人発明協会主催の「令和3年度四国地方発明表彰」において、高知県における産学連携から生まれたCAD/CAM冠専用 光重合型レジンセメント「KZR-CAD マリモセメントLC」(以下、マリモセメントLC)の特許を対象に「四国経済産業局長賞」を受賞いたしました。
マルチプライマーの特許(平成29年度四国地方発明表彰 文部科学大臣賞)につづき2回目の受賞となり、歯科医療に関わる技術が評価されたことは、日本の地域医療発展のためにも大変意義深いものと考えております。
「KZR-CAD マリモセメントLC」
「地方発明表彰」とは
公益社団法人 発明協会では、様々な表彰や展覧会事業を通じ発明意欲の昂揚と科学技術の振興に努めており、大正10年にはじまった地方発明表彰は、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、それぞれの地方から生まれた、優れた発明、考案、または意匠を生み出した技術者・研究開発者を表彰する制度です。
公益社団法人 発明協会
https://koueki.jiii.or.jp/
高知県における産学連携で実現した技術
今回受賞の対象となった特許は、「デジタル歯科治療で用いる接着材(特許第6533332号)」で、CAD/CAM冠の接着に使用するマリモセメントLCに採用された技術です。
CAD/CAM冠は従来の歯科用接着材に対する反応性が低く、接着力の向上が求められていました。
本発明では、高知工科大学で開発された比表面積が非常に大きい球状多孔質ジルコニアナノ粒子(通称「MARIMO(Mesoporously Architected Roundly Integrated Metal Oxide)」)とチオール化合物を接着材に最適量配合することにより、従来のジルコニア粒子では成し得なかった光透過性と接着力を高いレベルで両立させることに成功したものです。
本発明を活用した CAD/CAM冠専用 光重合型レジンセメント マリモセメントLCは光透過性に優れ、光照射のみでCAD/CAM冠を接着できるため、術者の操作が容易であり、かつ、従来品と比べて脱離しにくくなるため患者のQOL(Quality of Life)向上を期待できます。
1ペーストで練和不要
光重合のみで硬化
CAD/CAM冠専用 光重合型レジンセメント「KZR-CAD マリモセメントLC」の製品紹介やサンプル(臨床試用医療機器)のお申し込みは、特設サイトをご覧ください。
マリモセメント特設サイトへ
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/product/marimo/
文部科学大臣賞の受賞が決まりました。(マルチプライマーの発明)
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/ym087_mext/
管理医療機器 KZR-CAD マリモセメントLC 歯科接着用レジンセメント(光重合型) 認証番号:302AABZX00007000
管理医療機器 マルチプライマー 歯科金属用接着材料(歯科セラミックス用接着材料、歯科レジン用接着材料) 認証番号:226AABZX000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3