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この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

ケルンデンタルショーに行ってきました~ヤマキン出展情報

「JAPAN'S COOL SOLUTION」がコンセプトのヤマキンブース。

8回目の出展となるヤマキンは、今回も日本の各メーカーと共に「ジャパン パビリオン」にブースを構えました。
背景パネルは、研究開発や生産拠点のある高知にちなみ、高知城をイメージしたデザインです。

今回特に来場者の目を引き付けたのが、骸骨と恐竜の模型です。
これらはヤマキンの技術課社員(西ヨーロッパ・アメリカ担当)が製作した力作です。
歯や牙などには、もちろんヤマキンの製品が使われています。

【骸骨】 フレーム(基礎部)「KZR-CAD ナノジルコニア」 歯牙/歯肉「ツイニー」 

【恐竜】 牙/臼歯「ツイニー」 前歯「CAD/CAM切削用コバルトクロム合金(発売準備中)」 

この骸骨と恐竜の模型は、2017年4月8日~9日開催の近畿デンタルショーにも「参加」しましたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

もちろん、2017年5月27日~28日開催の九州デンタルショーにも「出張」しますので、お立ち寄りの折には、ぜひご覧ください。

ツイニーのデモンストレーションは毎回活況でした。

イギリスからMorgan氏が、ヤマキンのブースでツイニーの築盛デモンストレーションをおこないました。
Morgan氏は、ヤマキンの高知工場で2017年1月20日から4日間の日程で実技研修を受講しましたが(メルマガ2017年2月3日配信)、その後さらに高度なテクニックに進化させていました。

 

写真のとおり、常に見学者であふれかえる状況で、カウンターの中に入っていただくこともしばしば。
ツイニーのFacebookファンサイトを見て各国から来場した方も多くいらっしゃったのが印象的でした。

CAD/CAM切削用のジルコニアをフレームとし、その上にハイブリッド型硬質レジンを築盛するという新しい発想は、ヨーロッパの歯科技工士のみなさんに相当のインパクトを与えたようでした。

ナノジルコニアには大きな反響がありました。

ケルンデンタルショーでのKZR-CAD ナノジルコニアの展示には、各国のお客様とも例外なく驚きの声をあげていらっしゃいました。

ヨーロッパでは、透光性や審美性に優れたいわゆる「エステティックジルコニア」に対し、強度や靭性(ねばり)が求められる部位や症例には「テクニカルジルコニア」と呼ばれる、機能性を優先したジルコニア製品を選択し、長期間の使用に安全な補綴物を製作するとのことです。

【ケルンデンタルショー展示模型(事前撮影)】

「KZR-CADナノジルコニア」は、既存のジルコニアと比べ破壊靭性値が大きく非常に粘り強い材料であることから、金属が使用されてきた症例への活用が期待される「テクニカルジルコニア」です。

デンタルショーに参加して…

日本国内のデンタルショー(学会併催含め)では、法令によって未承認の医療機器の情報をメーカーから充分にお伝えすることはできませんが、IDSケルンデンタルショーでは、世界の先端医療機器が紹介されています。
中には、奇をてらった実験的な製品もありますが、メーカーも商社もユーザーも、さまざまな情報に接することで、互いに刺激し合って新しい発想を導く原動力になっているように思います。

歯科医療のデジタル化は、日本国内でも進みつつありますが、今回のデンタルショーを見て、世界的な潮流であると改めて確信し、これが日本の地域医療の発展につながるものと感じました。

これからも新しい情報をお伝えしてまいりますので、ご期待ください。

管理医療機器 KZR-CAD ナノジルコニア 歯科切削加工用セラミックス 認証番号:229AABZX00032000
管理医療機器 ツイニー 歯冠用硬質レジン 認証番号:222AABZX00121000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3