72か国のお客さまにヤマキンの製品を紹介いたしました。

ドイツのケルンメッセで2年に1度開催されるIDS　ケルン国際デンタルショー（以下、ケルンデンタルショー）は、世界最大の歯科国際見本市です。
2023年3月14日（火）～ 3月18日（土）にわたって開催された今回は、第40回かつ100 周年という、記念すべき見本市となりました。

ヤマキンも参加し、各国のお客さまにメイドインジャパンの製品を多数ご紹介いたしました。

 

ヤマキンのケルンデンタルショー参加

ヤマキンがはじめてケルンデンタルショーに出展したのは2003年。当時の来場者数は6万人程度でした。
それ以降、高品質の日本製品を求めるお客様に、本デンタルショーや各国で開催するセミナーを通じ、自社開発製品を紹介して参りました。

ヤマキンにとって10回目の参加となる今回、来場者は162か国12万人で、初参加した2003年の2倍の規模となりました。
出展社数はコロナ禍前の2019年より約140社減少しました。また、出展企業も既存製品がメインとなっており、新製品の展示は控えめの印象がありました。
これは感染拡大のほか、最近の欧州で生じた、MDD（医療機器指令）からMDR（医療機器規則）への移行による混乱が影響した可能性が考えられます。

ヤマキンでは、この20年で格段に増えたヤマキンの製品ラインアップの中から、ユニバーサルシェード型CR「ア・ウーノ」やレジン用表面滑沢キャラクタライズ材「Nu:leコート」、CAD/CAM切削用材料「KZR-CAD プロビPC/デンチャーPC」「KZR-CAD ナノジルコニア」などを展示し、デモンストレーションを含め、多くの来場者に製品を紹介しました。

 

 

 

とりわけ、「Nu:leコート」や「ア・ウーノ」に注目するお客様が多く、両製品のデモンストレーションを何度も繰り返し実施しました。

海外におけるヤマキンの「匠の技の伝承」

さて、ヤマキンが本格的に海外展開を開始したのは2001年。歯科メタルセラミック修復用陶材「ゼオセライト」をインドに輸出したのが始まりです。
2003年には欧州展開のためCEマーキングを取得し、陶材・硬質レジン・CAD/CAM切削用材料などを続々輸出し、現在に至ります。

各国でのプロモーション活動では、現地販売店にご協力いただき、日本国内同様、少人数制の実技講習会を実施しています。
歯科材料のパフォーマンスを十分発揮していただくためには、術者の高い技術力が必要です。
ヤマキンでは、技術課と国際事業部が協力し、製品説明と実演だけでなく、実際に各国の歯科技工士のみなさまに技工作業を体験していただくことで、技術を身につけていただけるようにしております。

 

海外の実技講習会参加者が実技担当のヤマキン社員のことを「神の手」と称するほど、日本の歯科技工技術は世界的にみて高水準であり、その技術を世界に広めることは歯科材料メーカーの責務であると考えております。
最近では、ヤマキンの放送スタジオを用いたオンライン講座や動画配信など、新しいメディア活用も積極的におこない、技術を習得いただけるよう努めております。
今後も海外におけるヤマキンの「匠の技の伝承」にご期待ください。

 

ア・ウーノ 管理医療機器 歯科充填用コンポジットレジン 認証番号:304AABZX00013000
Ｎｕ：ｌｅコート 管理医療機器 歯科表面滑沢硬化材（高分子系歯冠用着色材料、歯科レジン用接着材料、歯科レジン系補綴物表面滑沢硬化材、歯科接着・充填材料用表面硬化保護材、歯面コーティング材） 認証番号:303AABZX00051000
ＫＺＲ－ＣＡＤ　プロビＰＣ 管理医療機器 歯科切削加工用レジン材料 認証番号：303AGBZX00102000
ＫＺＲ－ＣＡＤ デンチャーＰＣ 管理医療機器 義歯床用熱可塑性レジン（歯科切削加工用レジン材料） 認証番号：304AGBZX00017000
ＫＺＲ－ＣＡＤ ナノジルコニア 管理医療機器 歯科切削加工用セラミックス 認証番号：229AABZX00032000
ゼオセライト 管理医療機器 歯科メタルセラミック修復用陶材 認証番号：221AABZX00172000
製造販売元：YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3