保険適用の歯冠用硬質レジンのマーケットサイズは19.7憶円（2013年度予測）で、2007年度比5.6%減と推定されており、2007年度以降少しずつ減少する傾向にあると見られています。

これは、「健保本人3割負担への変更、後期高齢者医療制度の導入、景気後退による収入の減少などにより患者の受療率が低下」(※1-1)していることが要因と考えられます。
2013年度（予測値）のメーカーシェア率は以下のとおりです。

◎図1：歯冠用硬質レジンのメーカーシェア率（※1-2)

◎図2：歯冠用硬質レジンのメーカー別出荷金額（※2）

このうちルナウィングは、2006年10月のワールドデンタルショーでヤマキン初の有機材料として発表し、国内3位のシェア率を持っています。各社が売上高やシェアを減少させる中、高い成長率を維持し続けています。（図3）

◎図3：歯冠用硬質レジンのメーカー別出荷金額（※3）（2007年度を基準とした場合の伸び率）

これは、物性や操作性、色調ラインアップが多いことに加え、生物学的安全情報、発売後も「エナメルハードタイプ」の開発・投入や築盛方法を案内するなど、ユーザーの声を反映させる柔軟な開発・販売体制によるものです。

◎表1：歯冠用硬質レジン（保険適用）　各メーカーの出荷金額推移（※4）

2014年4月21日には、ユーザーアンケートから生まれた「HS（ハーモニーシェード）」を発売します。オリジナルシェードに比べ少し赤みを減少させていることから、初めてルナウィングを使用するユーザーや、赤みの強さから導入を見送ったユーザーにも、スムーズにご使用いただけるものと考えています。

参考までに歯冠用材料のマーケットサイズを比較しました。

◎表2：歯冠用材料のマーケットサイズ（※5）
※1,2,3,4,5　株式会社アールアンドディ「歯科機器・用品年鑑2014年版」

管理医療機器 ルナウィング 歯冠用硬質レジン 認証番号：218AABZX00035000
製造販売元：YAMAKIN 株式会社 〒781-5451高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3