Q&A

この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

【歯科技工Q&A】ルナウィング オペーク ③

【Q1】オペーク塗布時に筆跡が残ってしまう。流動性を高くする方法や、均一に塗布する方法が知りたい。

A

オペークは、均一な厚みに塗布することができる流動性に設計しておりますが、使用環境や塗布方法によっては、筆跡が残る場合があります。以下の点に注意してください。

  1. 使用推奨温度は、20~25℃程度
    一般的に、レジン材料は低温では硬く、高温では軟らかくなる性質があります。低温のままで使用すると、硬く流動性が低いため筆跡が残りやすくなります。
    オペークは使用推奨温度範囲の20~25℃で使用してください。
    例えば4℃で保管している場合、室温20℃に20分以上静置してからご使用ください。直ちに使用したい場合は、シリンジを手で握りしめたり、ドライヤーを使ったりして軽く温めてください。
  2. 筆先は軽く当てて塗布する
    オペークを塗布する際は、筆先は軽く当て、オペークを伸ばすように塗布してください。
    筆先を強く押し付けると余剰なオペークが筆の左右に逃げてしまい、均一に塗布できず筆跡が残り、ムラが発生し易くなります。
    筆はヤマキンの「平筆」を推奨します。

    良好な操作例

     

    筆先を強く押し付けた例

     

  3. その他
    ・筆先が広がった状態では力が均一にかからず、塗布面に筆跡が残りやすくなります。毛先の整った筆の使用をおすすめします
    ・レジンにはチクソトロピー性があります。オペークが硬く流動性が低い場合は、パレットまたは練和紙に適量を採取し、気泡の混入に注意しながらスパチュラなどで混ぜるように外力を与えると流動性を回復します。

    外力が加わると軟らかくなり外力がなくなるとその形状を保とうとする性質

 

【Q2】オペークの硬化が悪いように感じる。原因が知りたい。

A

オペークの塗布が厚い、または光重合器の光量不足が原因で未重合になっていることが考えられます。

オペークは一度の塗布(厚み約0.2mm)と1回の光重合(約180秒、LEDキュアマスターの場合約30秒)で、下地のメタルとインジブルオペーク色が遮蔽できる流動性に調整し設計しております。
しかし、オペーク塗布の厚みがうまく調整できるまでは、一度の塗布で完成させず、2~3回に分けて塗布・光重合を繰り返してください。
また、光重合器のランプの汚れや耐用時間数の超過によって光量が不足すると、未重合の原因となります。定期的にメンテナンスを行ってください。

LEDキュアマスター
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/machine/ledcuremaster.html

【Q3】オペーク特殊色の使用方法が知りたい。

A

インビジブルオペークの塗布・重合後に、単体もしくは、オペークと混合して使用します。

  • インサイザルオペーク1【InO1(グレー系)】
  • インサイザルオペーク2【InO2(グレー・紫系)】
    透明性を疑似的に見せるための下地色です。次の場合に使用します。
    ・切縁部、特に前歯部で切縁をメタルによる被覆にした場合
    ・隣接部やブリッジの連結部
  • ピンクオペーク【PO】
    歯肉色のエフェクト(L GUM,GUM,D GUM)を使用する際の下地色です。
  • マージンオペーク【MO】
    オレンジ+ベージュ色で歯頸部の色調を強調させたい場合や、サービカルを築盛する厚みが確保できない場合は、サービカルの代用として使用するオペークです。
    以下のレシピをご参照ください。

    MO使用例
    https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/wordpress/wp-content/uploads/2021/08/qa040_lw03.pdf

 

管理医療機器 ルナウィング 歯冠用硬質レジン 認証番号:218AABZX00035000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3

一般医療機器 LEDキュアマスター 歯科技工用重合装置 届出番号:26B2X10018000017
販売元:YAMAKIN株式会社 〒543-0015 大阪市天王寺区真田山町3番7号
製造販売元:デンケン・ハイデンタル株式会社 〒601-8356 京都市南区吉祥院石原京道町24番地3