
歯科用グラスファイバーの基礎から応用までがつまった待望の1冊!
ヤマキンの関連法人である一般財団法人ヤマキン学術文化振興財団は、このたび『グラスファイバー強化型レジンの基礎から応用-メタルレスを実現する新しい複合材料-』を発刊しました。(A4判174ページ)
“メタルレスを実現する新しい複合材料”について体系的に紹介
数世紀にもわたり歯科修復物の中心的役割を担っていた金属ですが、近年、審美性が高く金属アレルギーに対応するメタルレスの代替材料が台頭しつつあります。
メタルレスの代替材料には多種多様な素材がありますが、「グラスファイバー強化型レジン」は、レジンの長所・短所とグラスファイバーの長所・短所を掛け合わせた歯科修復材料です。
表紙
本書の内容
日本の歯科医療では、歯科技工士の高齢化と新たななり手不足が深刻化しています。歯科技工士の減少による歯科医療の品質低下は、患者のQOLを維持するために喫緊に解決しなければならない課題です。
ブリッジ製作においても実作業時間の短縮や高品質で再現性高く製作できる手法が求められており、これを解決するのがCAD/CAMシステムとそれに対応したブリッジ材料です。
よって今後はCAD/CAMシステムで加工できるメタルレスのブリッジ材料が注目されると考えます。
ヤマキンの開発した「KZR-CAD ファイバーブロック シリーズ」は、 CAD/CAMシステムに対応したグラスファイバー強化型レジン材料です。本書ではこれらの材料を臨床応用するにあたり、材料特徴や使用方法を紹介しています。
本書が歯科分野でグラスファイバー強化型レジン材料を活用するきっかけとなれば幸いです。
本書の目的
本書では歯科用グラスファイバー強化型レジンの基礎から応用まで体系的にまとめることを目的としています。
本書を通じて、歯科用グラスファイバー強化型レジンに関する包括的な知見を提供し、歯科医療関係者にとって今後の研究や臨床応用に役立つ基礎を築くことを目指しております。
各章の執筆者
- 繊維強化プラスチックの基礎知識
高坂 達郎氏(高知工科大学 システム工学群)
- 歯科医療で活躍するファイバー強化型レジン材料
谷本 安浩氏(日本大学 松戸歯学部 歯科生体材料学講座)
- ファイバーポストについて
坪田 有史氏(坪田デンタルクリニック)
- 高強度硬質レジンブリッジの特徴と臨床応用
新谷 明一氏(日本歯科大学生命歯学部 歯科理工学講座)
- KZR-CAD ファイバーブロック シリーズの特徴および使用方法
岩本 孝樹(YAMAKIN株式会社)
- 生物学的安全性の評価
松浦 理太郎(YAMAKIN株式会社)
- KZR-CAD ファイバーブロック シリーズの臨床応用
二瓶 智太郎氏(神奈川歯科大学歯学部 クリニカル・バイオマテリアル学分野)
柏木 宏介氏(大阪歯科大学 有歯補綴咬合学講座)
三木 仁志氏(大阪歯科大学 有歯補綴咬合学講座)
末瀬 一彦氏(奈良県歯科医師会)
本文見本1
本文見本2
本書は非売品です。
一般財団法人ヤマキン学術文化振興財団は、調査及び研究で得られた情報および知見を書籍の発刊などを通じて展開しています。本書の詳細はこちらをご覧ください。
KZR-CAD ファイバーブロック フレーム 管理医療機器 歯科切削加工用レジン材料 認証番号:304AKBZX00077000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3