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この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

CAD/CAM用ポリカディスクにデンチャー用登場

ヤマキンでは、透明性を示す樹脂のなかで最高レベルの耐衝撃性を示す素材であるポリカーボネートを歯科材料に応用。
話題のプロビジョナルレストレーション用「KZR-CAD プロビPC」に加え、「KZR-CAD デンチャーPC」を製品化しました(2022年6月21日発売)。

ポリカーボネートとは?

透明性を示す樹脂のなかで最高レベルの耐衝撃性を示す素材です。
その特徴を活かして防護盾や自動車のヘッドライトカバー、スマートフォンなどの電子デバイスの筐体などに使われており、最近では、列車内での安全確保のため、鉄道会社が乗務員用にポリカーボネート製「透明の防御用盾」を導入する動きがみられます。

ポリカーボネートの歯科への応用

ポリカーボネートはPMMAに比べ、耐衝撃性、耐摩耗性に優れ、吸水量も小さいという性質があります。
例えば、ポンティック咬合面に荷重をかける破壊試験では、荷重をかけ続け、2mm以上変形しても破折することはありませんでした。
そのため、ロングブリッジでも破折の抑制が期待できます。

ブリッジ破壊試験

 

ヤマキンでは、CAD/CAMで切削加工するプロビジョナルレストレーション用材料の素材を選択する中で、この優れた物理的特性に着目、製品化に成功しました。

特長

 

「KZR-CAD デンチャーPC」の特長

「デンチャーPC」は、デンチャーや、ブラキシズムによる歯の摩耗を防止するスプリントなどの用途にお使いいただける製品です。
普段使用しているデンチャーのスキャンデータを元に、切削加工で複製することができ、データを保管しておけば紛失や破損の際もすぐに再製作できます。
また、通法の研磨や表面滑沢キャラクタライズ材「Nu:leコート」リキッド クリアーを用いた仕上げのほか、「Nu:leコート」のカラータイプを利用し、自由なキャラクタライズやシェード調整・歯肉部の再現が可能です。

コピーデンチャー

Nu:leコートは厚み40μm(およそ3層)までの塗布にしてください。

 

スプリント

 

詳細は特設サイトをご覧ください。

特設サイト
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/product/provi-pc/

 

KZR-CAD デンチャーPC 管理医療機器 義歯床用熱可塑性レジン(歯科切削加工用レジン材料) 認証番号:304AGBZX00017000
KZR-CAD プロビPC 管理医療機器 歯科切削加工用レジン材料 認証番号:303AGBZX00102000
Nu:leコート 管理医療機器 歯科表面滑沢硬化材(高分子系歯冠用着色材料、歯科レジン用接着材料、歯科レジン系補綴物表面滑沢硬化材、歯科接着・充填材料用表面硬化保護材、歯面コーティング材) 認証番号:303AABZX00051000
KZR-CAD チタン 管理医療機器 歯科非鋳造用チタン合金 認証番号:225ACBZX00052000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3