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この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

いよいよ発売です。ヤマキンのグラデーションブロック

CAD/CAM用ハイブリッドレジンブロック「KZR-CAD HR ブロック2 GR(グラデーション)」を、2017年1月23日(月)より発売いたします。

昨年2016年10月の「日本デンタルショー2016 福岡」で華々しくデビューし、話題沸騰となったヤマキンの自由診療用グラデーションブロック「KZR-CAD HR ブロック2 GR」。
「GRブロック」とは、どのような製品なのでしょうか。

レジンブロックの審美性は新たな領域へ

この「GRブロック」は、CAD/CAM切削用ハイブリッドレジンブロックの審美性を追求し、天然歯のような自然で豊かな色調を表現することに成功したブロックです。

もちろん、セラミックス・クラスター・フィラーの応用により、高強度・高耐久性、そして研磨性や耐摩耗性は、定評ある「KZR-CAD HR ブロック2」と同じ性能が付与されています。

新技術のSIL法とは?

「GRブロック」は、色調の異なるペーストを同時に注入することで成層し、ブロック状に重合硬化する独自の成形技術(SIL法:Simultaneous Injection Layering 同時注入成層法)により生み出されたハイブリッドレジンブロックです。
硬化前に成層することで各層の界面がわずかに混ざり合うため、自然な色調の移り変わりを実現しています。

歯頸部から歯冠部にかけて、サービカル色、デンティン色、エナメル色のそれぞれの色調と透明性を再現する構造を持つことから、従来の単色ブロックでは、再現が難しかった審美性の高い歯科補綴物をCAD/CAM(クローズドシステムは不可)でつくることができます。

CAD/CAMと匠の技術の融合

さらに「GRブロック」は、硬質レジン「ルナウィング」やハイブリッド型硬質レジン「ツイニー」を使用したキャラクタライズにより、手軽に審美性を高め、追求することもできます。
「GRブロック」を切削加工して製作した単冠の表面を一層削り、キャラクタライズするだけで、多層築盛と同等の仕上がりとなり、技工作業時間の短縮につながります。

【キャラクタライズ例】

左:「A2-GR」と「ルナウィング」「ツイニー」を併用した単冠
右:「A2-GR」を研磨した単冠(キャラクタライズなし)

【キャラクタライズ臨床例】

上顎 左側中切歯クラウン
「A3-GR」を用い「ルナウィング」ステインWhiteで白帯を表現するなど、審美性を高めた臨床例。

写真提供 山北歯科診療所 笹 光治郎 先生(高知県香南市)

「KZR-CAD HR ブロック2 GR」の色調は、「A2-GR」「A3-GR」「A3.5-GR」と3種類。

詳しくは、ヤマキン営業担当者までお問い合わせください。

●CAD/CAM材料・機器
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/cadcam/index.html

管理医療機器 KZR-CAD HRブロック2 歯科切削加工用レジン材料 認証番号:226AABZX00171000
管理医療機器 ルナウィング 歯冠用硬質レジン 認証番号:218AABZX00035000
管理医療機器 ツイニー 歯冠用硬質レジン 認証番号:222AABZX00121000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3