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ルーマニア歯科技工士の高知研修

2016年11月16日から5日間に渡り、ルーマニアから歯科技工士が来日し、ヤマキンの高知工場で実技研修会を実施しました。

ルーマニアについて

ルーマニアはヨーロッパ東部に位置し、黒海に面した国です。
本州とほぼ同じ面積に、東京都(約1363万人)と千葉県(約624万人)を合わせたくらいの人々(約1976万人)が暮らしています。
経済成長率は3.7%と、発展を続けている東欧諸国のひとつです。
(典拠:外務省、東京都、千葉県 各WEBサイト)

◎ルーマニア歯科技工士の来日

今回、ヤマキンのルーマニア代理店と、トップインストラクターとして活躍する歯科技工士が、首都ブカレストから来日し、5日間の日程でヤマキンの高知工場で実技研修会を開催しました。

第一工場の入り口に、ルーマニアの国旗を掲揚してお迎えしたところ、その写真とともに、「訪問に際し掲げられたルーマニアの旗を名誉と誇りに思う」というコメントをFacebookに投稿していました。

ブカレスト→フランクフルト(ドイツ)→羽田→高知と、20時間以上のフライトの疲れも見せず、第1工場、第2工場、そして現在建設中の第3工場と、精力的にまわり、その間、数多くの感想や意見をいただき、日本の工業力とヤマキンの成長を肌で感じていただきました。

実技研修会では…

さて、実技研修会は、CAD/CAM切削用材料を硬質レジン「ツイニー」でキャラクタライズするほか、ルーマニアに帰国してすぐに活かせる実践的テクニックをカリキュラムに組み入れ、短期集中型の「特訓」が繰り広げられました。

歯冠の色調や若年代/老年代のガム色の再現など、豊富な「ツイニー」のラインアップを活用し、繊細な築盛テクニックを習得する姿は、熱心という表現がぴったりでした。

「ツイニー」は、短い作業時間で審美性の高い補綴物を製作することができるため、ルーマニアではインプラント上部構造やロングスパンブリッジなどで展開が始まっており、現地の歯科技工士らによるSNSを通じても、高い評価をいただいています。
特にインプラントの症例では、セラミックス系の材料に比べ「ツイニー」は耐衝撃性を期待できるということで、採用されるケースが増えているとのことでした。

さらに、今回の研修では、ガム色やステインなどの豊富なラインアップを使いこなせるようになり、今まで他の製品では表現できなかった色調の再現ができると、しきりに英語で「Amazing!」(びっくりだ!)と口にしていました。

CAD/CAMで切削するヤマキンの歯科材料に「ツイニー」を築盛することで驚くほどの高審美性を発揮できることから、デジタル技術と匠の技の融合に、ヤマキンのスタッフとのディスカッションも白熱したものとなりました。

今回の研修会の一部始終を、ヤマキンの映像スタッフがカメラで追いました。
高知工場で繰り広げられた「特訓」の模様をご覧ください。

このようにヤマキンは、ただ単に代理店を通して製品を輸出するのではなく、製品の使い方や、美しい補綴物の表現方法について直接コミュニケーションを取り、よくご理解いただいた上で製品を使いこなしていただけるよう、取り組んでいます。

管理医療機器 ツイニー 歯冠用硬質レジン 認証番号:222AABZX00121000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3