
「ア・ウーノ」は、なぜ色が合うのか?
ヤマキンのユニバーサルシェード型コンポジットレジン(CR)「ア・ウーノ」をご利用いただいたみなさまから「色が合う!」と驚きの声を頂戴しております。
今回はその色調適合技術についてご紹介いたします。
ヤマキン独自の色調適合技術「カモフラージュエフェクト」で色が合う
近年、シェード選択することなく1本でさまざまなシェードに対応できるユニバーサルシェード型CRが大変注目されています。
ユニバーサルシェード型CRの概念
ヤマキンのユニバーサルシェード型CR「ア・ウーノ」は、「カモフラージュエフェクト」がキーワード。
この「カモフラージュエフェクト」は、「カメレオン効果」と「ヤマキンの黄金比」のふたつの技術を融合し、「色が合う」ことに成功したヤマキンの色調適合技術です。
光拡散性と光透過性のバランスを追求した「カメレオン効果」とは?
まず、ひとつめの技術は「光拡散性と光透過性のバランスの追求」です。
充填修復部分に入射する光は「ア・ウーノ」の光拡散性によって散乱し、周囲の歯質に届きます。
光が直接届くのではなく、散乱して届くことで充填部分が「ぼやけた状態」となり周囲の歯質の色となじみやすくなります。
そして充填修復部分から反射する光は、光透過性が高い「ア・ウーノ」を通って目に飛び込んできます。
周囲の歯質となじんだ色の光であることから、充填部分が下地や周囲の色と適合しているように見えるのです。
このような効果を「カメレオン効果」と呼びます。光拡散性と光透過性のバランスをとり、高い「カメレオン効果」を発揮することに成功したのが、「ア・ウーノ」の根幹技術です。
透明性・遮蔽性・彩度の「ヤマキンの黄金比」とは?
もうひとつの技術は、透明性・遮蔽性・彩度の「ヤマキンの黄金比」です。
ユニバーサルシェード型CRでは、透明性・遮蔽性・彩度のバランスが非常に重要です。
「透明性」が低すぎると、切端部に使用した場合に充填部分が目立ってしまいます。
透明性
「遮蔽性」が足りないと、例えば窩底部の変色もそのまま再現してしまい、1色では修復できないケースが想定されます。
遮蔽性
「彩度」が足りないと、窩洞が大きいケースで充填部分が白浮きしてしまうことがあります。
彩度
ア・ウーノでは透明性・遮蔽性・彩度のバランスを最適化し、シンプルに1色だけで多くの症例をカバーできるよう、色調設計にこだわりました。
開発の過程で試行錯誤を繰り返し、1色だけで色が合うポイントを見出すことができたことから、これを私たちは「ヤマキンの黄金比」と呼んでおります。
ヤマキンが考える透明性・遮蔽性・彩度の黄金比
もっと詳しく。日本大学歯学部教授 宮崎真至氏による解説動画
ヤマキンの「ア・ウーノ」を例に、なぜ「色が合うのか」など、ユニバーサルシェード型CRの特徴を、日本大学歯学部教授 宮崎真至氏に解説していただきました。
視聴いただいた歯科医師の方から、「いままで漠然と『色が合う』と思っていましたが、なぜ色が合うのかよくわかりました。」との声を頂戴しており、ぜひ臨床家のみなさまにご視聴いただきたい解説動画です。
クリックすると動画が再生されます。(YouTube)
製品詳細やサンプル(臨床試用医療機器)試用お申し込みは、特設サイトから。
ア・ウーノ 管理医療機器 歯科充填用コンポジットレジン 認証番号:304AABZX00013000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3