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この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

レジン用表面滑沢キャラクタライズ材 「Nu:leコート」 発売

ヤマキンでは、2021年9月21日(火)にラボサイドでもチェアサイドでも使用可能なレジン用表面滑沢キャラクタライズ材「Nu:leコート」(ヌールコート)を発売しました。

満足のいく仕上がりをもっと手軽に

「Nu:leコート」をレジン系歯科修復物の表面に塗布することで、耐摩耗性や滑沢性の向上、およびキャラクタライズがおこなえます。
ラボサイドでの仕上げだけでなく、艶がなくなった装着済みのレジン系歯科修復物のコーティングなどチェアサイドでも使用可能です。

さらに、ラボサイドではPEEKフレームとレジンの装着前処理材としても使用できます。
また、保険適用材料のため、CAD/CAM冠などの保険適用の歯科修復物にお使いいただけます。(材料料は所定点数に含まれます。)

製品概要

 

Nu:leコート(ヌールコート)の特長

透明(クリア)を追求

透明タイプのリキッド クリアーは硬化直後でも透明なため、重ね塗りしても歯科修復物本来の色調に影響しにくく、A0などのホワイトニング対応シェードにも使いやすい設計です。

リキッド クリアーの透明性

 

硬化ひずみが小さい

重ね塗りで被膜が厚くなっても、クラックや浮き上がりが発生しにくくなっています。
硬化ひずみが小さいため、小窩裂溝部や連結部などにリキッドが多く塗布されてしまった場合においても、クラックや浮き上がりの抑制が期待できます。

クラックとひずみの抑制

 

優れた耐久性

CAD/CAM冠用レジンブロック「KZR-CAD HR ブロック2 BG」を用いた歯ブラシ摩耗試験(5万回)※1の評価では、研磨仕上げと比較して同等以上であり、優れた耐摩耗性が確認されています。
プラーク付着は、表面粗さが0.2 µmを超えると急増する※2と報告されていますが、5万回後においても表面粗さは0.1 µm以下です。

光沢維持性

 

※1ISO14569 - 1準拠、歯磨きペースト:水=1:2、荷重 2.0 N。5万回は、1日2回ずつ1歯当たり10回ブラッシングすると想定した場合、約7年に相当
※2Bollen. M. et al. : Dental Mater, 13(4)258 ~ 269, 1997.

豊富なカラーラインアップ

豊富なカラーラインアップにより、自由なキャラクタライズ、シェードの微調整が可能です。

色調

 

低粘性でさらっと塗りやすい

低粘性設計で筆跡が残りにくく、薄く均一に塗布することができます。
5µm程度の薄いハードコート層を作ることができるため、歯科修復物の表面形状を損なわずコーティングやキャラクタライズが可能です。
また、厚みをもたせたい場合にはジェルタイプをご使用ください。

薄く均一に塗布

 

PEEKフレームへのレジン築盛前処理

リキッド クリアーとジェルを併用することで、PEEKフレームに硬質レジンやハイブリッド型硬質レジンの築盛が可能となります。

PEEK用前処理

 

Nu:leコートで効率化

研磨仕上げには匠の技術が求められ、非常に価値が高い作業ですが熟練度により仕上がりに差が出ることがあります。
「Nu:leコート」を使用すれば、熟練度を問わず短時間で光沢が得られます。

仕上げ時間の短縮

 

製品詳細、ラインアップは「Nu:leコート」特設サイトをご覧ください。

さらっと塗れてしっかりコーティングできる「Nu:leコート」。
より審美性が求められる症例や、作業効率を求められる方におすすめです。
ぜひこの機会にお試しください。

特設サイト 「Nu:leコート」
https://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/product/nulecoat/

 

 

Nu:leコート 管理医療機器 歯科表面滑沢硬化材(高分子系歯冠用着色材料、歯科レジン用接着材料、歯科レジン系補綴物表面滑沢硬化材、歯科接着・充填材料用表面硬化保護材、歯面コーティング材) 認証番号:303AABZX00051000
管理医療機器 KZR-CAD HR ブロック2 BG 歯科切削加工用レジン材料 認証番号:302AABZX00039000
管理医療機器 KZR-CAD HR ブロック4 イーバ 歯科切削加工用レジン材料 認証番号:302AABZX00064000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3