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貴金属元素・貴金属合金 ALLOY
貴金属元素の役割 鋳造欠陥 腐食と変色
Q1. 金の役割とは?

金

・密度:19.26(g/cm3)
・融点:1,064℃

  金は王水(塩酸3:硝酸1)以外では溶解されず、酸やアルカリにも侵されないため口腔内でも十分な耐食性を示し、 歯質や歯周組織に対しても為害作用があまりありません。
  また金は、酸化しにくく加工性に優れており、鋳造用金合金の主成分として白金、パラジウム、 銀、銅等他元素とも極めて合金化し易く、特に銅を伴って時効硬化性を発揮します。
  色調も金の魅力の一つであり、大変豊かな黄金色を呈します。 しかし、ハイプレシャスメタルボンド用合金ではディギャッシングや陶材焼成等、 高温域での加熱が繰り返されるため、融点を高くする必要があり、そのため白金属元素を多く含有させます。
  また、メタルボンド用合金では、85%以上含有しないと黄金色化は難しくなります。
  熱膨張係数は、14.1×10-6K-1(0〜100℃)と高くもなく低くもなく安定しており他の合金と調整し易くなります。
  金は生体親和性も含め、様々な性質で他の金属元素よりも優れていますが、 唯一密度19.26(g/cm3)が大きいのが欠点であり、急激な加熱により自重によって撓む危険性があります。 すなわちサグレジスタンスの低下にもつながります。
【参考文献】
1)日本金属学会編: 金属データーブック 改訂4版. 丸善, 2004, 10-13.
2)Preston-Thomas H. : The international temperature scale of 1990 (ITS-90). Metrologia, 27 :
     3-10, 1990.
3)市丸俊夫ほか:歯科用金合金におけるIrおよびRuの微量添加について、歯材器、33(3):194〜200、
     1976
4)大野弘機:歯科工誌、17(40)、297、1976
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