ヤマキン博士会
溝渕 真吾

真吾博士【工学】

学位取得大学、年月
高知工科大学大学院 2023年9月
学位論文名
Effects of nanostructures of inorganic fillers on material properties of dental composite resins
無機フィラーのナノ構造が歯科用コンポジットレジンの材料特性に及ぼす影響
略歴・職歴
2010年3月 愛媛大学 理学部 理学科 化学コース 卒業
2012年3月 愛媛大学 大学院 理工学研究科 環境機能科学専攻 分子科学コース 修了
2012年4月 山本貴金属地金株式会社 (現YAMAKIN株式会社) 入社
2018年4月 高知工科大学大学院 工学研究科基盤工学専攻 入学
2023年9月 高知工科大学大学院 工学研究科基盤工学専攻 修了
専門分野
歯科用高分子材料
専門分野概要
近年の歯科技工士の減少に伴い、歯科技工のデジタル化が急速に進んでいる。2014年にCAD/CAMを用いて作製した歯冠修復用の樹脂材料が保険適用となり、現在では多くの歯科治療で使用されている。口腔内の過酷な環境でも長期間使用できる材料が求められており、より高強度・高機能な材料開発を行っている。
所属学会
日本補綴歯科学会、日本歯科理工学会
業績・論文
1) Mizobuchi, S., Kato, T., Yamada, B., Kan, K., Ohtani, M., Kobiro, K., Influence of the nanostructural characteristics of inorganic fillers on the physical properties of resin cements, Dent. Mater. J. 2023, 42, 291–299.
2) 溝渕真吾,松浦理太郎,加藤喬大,山添正稔「大臼歯対応ハイブリッドレジンブロック「KZR-CAD HR ブロック3 ガンマシータ」接着歯学誌,36(1), 2018.
その他/教育活動
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受賞歴
経済産業省第7回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣 優秀賞,「世界初、フッ素徐放性を付与したCAD/CAM用高性能歯科材料の開発」
2019年度色材協会賞(技術賞) 自然で美しい歯の色調を再現するグラデーションカラー歯科材料の開発 「KZR-CAD HR ブロック2 GR」,「KZR-CADジルコニア グラデーション」
令和3年度四国地方発明表彰 四国経済産業局長賞,デジタル歯科治療で用いる接着材(特許第6533332号)

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