第39回日本歯科産業学会学術講演会 2024年 6月22日(土)~23日(日)

大会長挨拶

第39回日本歯科産業学会学術講演会
大会長 山添 正稔
YAMAKIN株式会社
一般財団法人ヤマキン学術文化振興財団

この度、第39回日本歯科産業学会学術講演会の大会長を拝命しました山添正稔です。
本大会は、例年より少し早い時期となりますが、令和6年6月22日(土)、23日(日)に高知県歯科医師会との共催、高知県歯科衛生士会の後援をいただき高知県で開催させていただくこととなりました。
高知県は少子高齢化、過疎化、人口減に伴う経済規模の縮小といった問題が全国より10年先駆けて進んでいると言われます。
本大会は、現在の歯科医療分野が抱えている課題の解決や目標の達成に向けて、デジタル技術を活用した変革(歯科医療DX)期において、大きな環境変化に対応する地域歯科医療による取り組みを考えていただく機会を設けることを目的とし、「環境変化に対する歯科の在り方」をメインテーマに掲げ、高知大学医学部歯科口腔外科教授の山本哲也先生にシンポジウム「地域歯科医療の将来」の座長並びに特別講演として「組織培養技術に基づく歯科治療と今後の展望」と題して、ご講演をいただきます。
シンポジストには、伊藤充孝先生、中西文先生、坂本猛先生にご講演をいただきます。
令和6年度の診療報酬改定は6年に一度の医療・介護・障害福祉のトリプル改定で6月施行となります。
そこで、企画講演として本学会理事でもあられます末瀬一彦先生に改定の概要、特にデジタル化の推進についてご講演いただきます。
教育講演では、「ジルコニア修復のアップデート」をテーマに、歯科用ジルコニア研究の第一線を走る愛知学院大学歯学部歯科理工学講座の伴清治先生に、ジルコニア修復の現状やこれからについて、補綴歯科治療などの研究・治療に従事している大阪大学歯学部大学院歯学研究科クラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学講座の高岡亮太先生に、ジルコニアの活用方法や留意点について、ご講演していただきます。
ランチョンセミナーでは、株式会社吉田製作所様との共催で、徳島大学デザイン型AI教育研究センターの鳥井浩平先生に「医用画像AIの研究開発」と題して、ご講演をいただきます。
その他、企業展示、一般口演、懇親会などを予定しております。
歯科医療にとりまして有益な大会になるように、学問の枠を超えた交流ができるよう準備に当たっております。
南国土佐にお集まりいただき、盛り立てていただければ幸甚に存じます。