Q&A

この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

【歯科技工Q&A】ルナウィング エナメルHardタイプの特徴

【Q1】エナメル系のHardタイプと、通常タイプとの違いは?

A

エナメル系の通常タイプは、硬化前の稠度(粘性)をデンティン系に比べて約30%高く(軟らかく)設計しています。
Hardタイプは、デンティン系に近い稠度に調整しております。

エナメル、エナメルHS、トランスエナメル、トランスルーセント。なおエフェクトも同じ稠度に設計しております。

【Q2】どのように使い分けますか?

A

硬化後の色調、物性に違いはありませんので、併用しても問題ありません。操作感の好みでお選びいただけますが、次の使い分けも参考にしてください。

併用とは、双方を混練して使用するのではなく、1歯の築盛で部位によって使い分けることを意味します。

 

1.マメロン構造の有無による使い分け

通常タイプのエナメル系の稠度を高く設計した一番の理由は、デンティンとのなじみをよくし、気泡混入を抑制するためです。

マメロン構造を付与する築盛の場合は、通常タイプのエナメルを少し圧入するイメージで押し込むように築盛すると、マメロンの谷間に気泡を混入することなく築盛することができます。

マメロンの谷間に築盛した後や、マメロン構造を付与しない場合は、複雑なマメロンの谷間に押し込む必要がないため、デンティンと操作感が近いHardタイプを使用すると、操作感を一定に保ってスムーズに築盛できます。

 

マメロン構造を付与した築盛

マメロン構造の付与がない築盛

エナメル系がマメロンの谷間に流れ込むイメージ

 

2.築盛時の環境温度による使い分け

ルナウィングの推奨使用温度範囲は、20~25℃です。 レジンの稠度は、温度上昇に伴い高くなりますが、25℃を超えるとその変化率も大きく、30℃以上では特に軟らかく伸びやすくなります。

環境温度の変化などで操作性が軟らかく扱いづらいと感じられる場合は、Hardタイプをお試しください。

使用環境温度の影響については次のページもご参考ください。

ルナウィング 適切な保管温度と使用環境温度による影響
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/qa005_lw/

 

この記事は過去に発行したQ&Aを再編集したものです。

管理医療機器 ルナウィング 歯冠用硬質レジン 認証番号:218AABZX00035000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3