Q&A

この記事は歯科医療関係者のみご覧ください。〈一般のみなさまへの情報提供を目的としたものではありません〉

【歯科技工Q&A】ルナウィング 築盛のコツ

【Q1】気泡を混入しない築盛の注意点を知りたい。

A

次の点に注意してください。

レジンカット面のささくれをならす

レジンカット面は、毛羽立ったようなささくれが発生する可能性があります。
そのような状態で築盛すると、極々小さな気泡が多数混入します。
表面のささくれをならしてから築盛すると、気泡の巻き込みを防ぐことができます。

カット面のささくれを、スパチュラなどでならしてから築盛する。

 

繰り返し叩くような築盛をしない

特に、エナメル系を築盛する際、一方向に押し伸ばすように築盛すると、指状構造の谷間になじみ気泡抑制に効果的です。

エナメル系の築盛方法概略図

 

スパチュラで上下にペタペタと叩くように築盛すると、レジンが多少くっついて持ち上げられ、気泡を混入する可能性があります。
次のように押し伸ばして築盛を行ってください。

エナメルを歯頸部方向にスパチュラで伸ばす

近遠心方向に伸ばす

 

切縁は指状構造の谷間に気泡が混入しないように舌側方向に圧接する

歯冠全体のバランスをとりながら形態を調整する。

エナメルを上下にペタペタと持ち上げない

細部にまでエナメルを圧入する

指状構造の谷間にエナメル系を被せるだけでは、なじみにくく気泡が混入します。
押し伸ばす際は指状構造の細部までエナメルが流れ込むよう、少し圧入するイメージで築盛してください。

圧入不足により、気泡の混入が確認できる

十分に圧入すると、気泡の混入がない

【Q2】オペーク塗布時に筆跡が残らない、均一な塗布方法を知りたい。

A

オペークは、塗布面の凹凸に関係なく、均一な塗膜となるような稠度(粘性)に設計しておりますが、使用環境や塗布方法によっては、筆跡が残る場合があります。以下の点に注意してください。

使用温度は、20~25℃程度

一般的にレジン材料は、低温では硬く、高温では軟らかくなる性質があります。
推奨使用温度範囲20~25℃でのご使用をおすすめします。例えば4℃で保管している場合は、室温20℃で20分以上放置してからご使用ください。
早急に使用したい場合は、手やドライヤーなどでシリンジを軽く温めてください。低温のまま使用すると、オペークが硬く筆跡が残りやすくなります。

 

筆先は軽く当てて塗布する

オペークを塗布する際に、筆先を強く押し付けると余剰なオペークが筆の左右に逃げてしまい、均一に塗布できず筆跡が残り、塗膜にムラが発生する可能性があります。
筆先は軽く当て、オペークを伸ばすように塗布してください。

良好な操作例

筆先を強く押し付けた例

その他

筆先が毛羽立った状態で塗布すると、力が均一にかからず塗布面に筆跡が残る場合があります。
毛先の整った筆への交換をおすすめします。

 

この記事は過去に発行したQ&Aを再編集したものです。

管理医療機器 ルナウィング 歯冠用硬質レジン 認証番号:218AABZX00035000
製造販売元:YAMAKIN 株式会社 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分字大谷 1090-3