ISOとは
ISO(Intenational Organization for Standardization)とは、国際標準化機構のことであり、
その国際標準化機構が発行している国際規格の事をISO規格と呼んでいます。
国際標準化機構は、スイスのジュネーブに本部を置き、「相等しい」という意味のギリシャ語の「isos」
から「ISO」と名付けられました。
よく比較される日本工業規格JIS (Japanese Industrial Standards)が日本の国内規格であるのに対しISOは、
万国共通の規格と言えます。
例えば、写真のフイルム感度に「ISO 100」とか「ISO 400」と表示されていますが、
これは万国共通の感度規格で統一されていますので、日本で購入したカメラを海外で使用する場合も、
フイルムをどこの国で購入しても同じ感度のフイルムが購入できます。
一方、シャープペンシル用の芯は、JIS S 6005という国内規格で規格化されているため、日本国内、 どこで購入しても必要なサイズ(大きさ)の芯を購入する事ができますが、ISOでは規格化されていないため、
日本で購入したシャープペンシルの場合、使用できる芯のサイズがない場合もあります。 市場が国際的になり貿易が盛んになるに従って、国ごとの規格の違いが、
製品の輸出入にとって大きな障害となってきました。このような障害をなくすため、
国際的な統一した規格を設けようということを目的にISO(国際標準化機構)が設立されたのです。
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